ついに実際の胸オペの話まできましたね。
精神科への通院もすべてクリアして(ここが長いのと手術の予約待ちが長いという理由で保険適用での手術を諦める人も多いみたい)、執刀医と出会うところからスタートさせていきましょう。
山梨か、行徳か
前の記事にも書いたかもしれませんが、関東在住の自分にとって、家族や友人に頼らず自分一人で術後帰ってこられる病院で選択肢を狭めると
- 山梨大学医学部附属病院
- 行徳総合病院
の二箇所しかありませんでした。
実際にそこで胸オペをした人の話を聞きたくて(読みたくて)いろいろ探すも、あまりブログとか詳細に記録を残している記事にはありつけず、、、。
ただ、保険適用で胸オペができると知ったのもTwitterきっかけだったので、引き続きTwitterで情報収集をしてみることに。
当時(2021年2022年頃)は圧倒的山梨派が多く、行徳で胸オペをしたなんて人はほぼいませんでした。
そのため
本当に行徳総合病院というところは胸オペをやっているのか?
という疑問すら抱くように、、、笑
あと、山梨派が多過ぎて、山梨での胸オペは待ちが1年後とかだった記憶があります。
自分は当時27歳とかだったので、いまさら焦ることもないし人気のある山梨のほうがなんとなく安心だしやるなら絶対山梨だなーーと漠然と考えていました。
(あとから調べてわかったことで、行徳がGID学会の認定施設になったのは2021年8月だったようで、自分が情報を仕入れた当時はまだ認定施設になりたてでそこで胸オペをした人を見つけるのは困難だったということです。)
前回の記事に書いたように、「山梨で胸オペをやるんだ」と意気込んでいたにも関わらず、メンタルクリニックの先生のおかげ?で行徳総合病院に紹介状を書かれてしまうのでした。
まあ、行徳は千葉だし、手術後自分一人で帰ってくることを考えたら山梨よりは遥かに近くて楽そうなのでまずは行ってみるか〜という感じで行徳に行くことにしました。
行徳総合病院での初診
事前にTwitterで行徳で胸オペした人から話を聞いていたのですが「先生が少し変わっている」という情報だけが少し不安で。
仕上がりとか技術の面に関しては、自分がめちゃくちゃ胸が大きいこと、年齢と長年のナベシャツ着用のせいでとんでもなく下垂している自覚があったので、とにかくどんな仕上がりでも胸がなくなりさえすればいいと思っていたのであまり術後の心配はしていなかったように思います。
あべメンタルクリニックの初診が2021年10月で
行徳の初診が2022年2月でした。
あべ先生からは2022年5月以降じゃないと判定会議で承認が降りないからそれ以降であれば好きな日に予約してきていいよと事前に言われていました。
いざ、執刀医と対面!
あれ?全然変わってる人な感じしないし、なんならめちゃくちゃ丁寧に説明してくれるぞ?
なんて失礼なことを思いながら、どのように胸を切除するかイラストを見せてもらいながら説明をしていただきました。
もちろん合併症だったり、マイナス面もしっかり説明していただきました。
術式について
胸の現状の様子を撮影したり、実際に先生が触診をして術式を決めました。
実際とんでもなく下垂をしていて大きいサイズでしたが先生曰く「ギリU字でもいける」ということでした。
これたぶん傷が大きいと後悔する人が多いみたいな統計があって、一旦全員に言ってるんじゃないかなーと勝手に想像しています。
自分みたいなタイプの胸の人がU字で切除した場合、仕上がりをキレイにするには修正手術が必須レベルで考えたほうがいいこと、修正しないにしても必ず皮が余るので弛むことを正直に伝えてもらえたので、一発で真っ平らにしたいと自分も正直に伝え、I字でやることに決まりました。
手術日について
実際に胸オペができる最短の日をたずねると、「一番早くて2022年6月半ばに予約可能」ということでした。この日が2月だったのと自分が手術できる最短が5月だったのでほぼ待ち期間なしでした。
山梨は1年待ちだというのに、、、。
なんてラッキーなんだと思いながらも、「夏の暑いときに手術をすると術後に巻くバンドが暑すぎて地獄」と諸先輩方が仰せだったのを思い出し、「9月とか10月ごろがいいです」と希望を告げました。
そして希望通り9月に予約を取ることができ、その1ヶ月前に術前検査をする予約も一緒に取り、その日は病院をあとにしました。
同意書について
これはまったくTwitterやその他ネットでも拾いきれてなかった情報。
家族の署名が必須の同意書を手術前までに提出する必要があったこと。
家族にカミングアウトできていなかったり、手術に対して肯定的な家族じゃなかった場合、かなり厳しい条件だなと思います。
術前検査
ちょっと時系列的にはジャンプしますが、行徳に来るのは初診の次はこの術前検査のときになりました。これが2022年7月終わり頃。
諸々の検査の前に、診察室で先生とお話し、術式を最終決定しました。
ほんとにI字でいいのか何度も確認されましたが、全然U字に揺らぐことはありませんでした笑
ここで再度胸の写真を何枚か撮影されました。本当に恥ずかしいというか嫌な気持ちでしたが、こんな思いをするのもこれで最後だろうとおもって上半身をさらけ出したのを覚えています。
検査の内容としては、
- 血液検査
- 心電図
- 胸部レントゲン
- 身長体重測定
これだけ。
心電図は、これまた胸を出さなければならず、我慢我慢、、、。
検査後は入院センターに行き、実際の入院生活についての説明を受けました。
その時担当してくれたのが新人さんだったのですが、「入院は個室と大部屋が選べて、個室だと追加料金がかかりますがどうされますか?」と丁寧に聞いてくれたのですが、その後ろで聞いていたベテランさんが「この手術の人は男性部屋にも女性部屋にも入れないから個室と決まってるの。説明し直して。」と訂正しているのが聞こえ、個室限定で大部屋が選べないのはそういうことなのかと納得しました。
部屋着とかシャンプーとか課金でレンタルできるとかそういう話も聞いて1ヶ月後に迫る入院生活がめっちゃリアルになりました。
入院、手術の会計は退院のときだったので、この日は検査代のみの支払いでした。
つづく
これにて準備編はすべて終了。
次は胸オペ当日と入院生活のときのことになります。
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